痛みの治療｜弘明寺の整形外科なら弘明寺整形外科リハビリテーションクリニックまでお越し下さい。

当院では、まず痛みの原因を正確に突き止めることを最優先にしています。徹底した診察と検査を行い、原因の解明に努めます。万が一、病態が明確にならない場合でも、可能な限り患者さんの負担を軽減できる治療法を提案します。

私たちは、患者さん一人ひとりが安心して治療を受けられるよう、納得のいく説明と適切な治療を心がけることをモットーにしています。「薬を飲む必要がありますか？」「注射をしなければいけませんか？」といった質問をよくいただきますが、整形外科の治療では、薬や注射が絶対に必要なケースは限られています。そのため、薬や注射が苦手な方にも無理に勧めることはありません。

痛みからくる不安を少しでも軽くし、患者さんが安心して治療に臨める環境を整えることを大切にしています。

痛みの治療には、投薬治療、リハビリテーション、注射治療、手術など、さまざまな選択肢があります。
ただし、整形外科の痛みに対する治療には、「これが正解」という唯一の方法はありません。症状や生活スタイルは人それぞれ異なります。当院では、一人ひとりに合った治療法を見つけることを大切にしています。
痛みを抱える毎日から解放され、より快適な生活を送れるよう、スタッフ一同でサポートします。

痛みをコントロールするための一般的な方法の一つが、薬物療法です。
痛みの状況や原因にあわせて、さまざまな種類の薬剤が使用されます。ただし、特定の薬を使用して絶対に効果が保証されるわけではありません。病態に応じて提案する薬剤を変更することもありますが、効果や副作用の有無はご本人との相性で決まることが多いため、初めて試す薬剤については試験的な要素が含まれる場合もあります。
相性が合わない場合には、一つ一つ薬剤を試しながら最適な治療法を見つけていきます。

●非ステロイド性消炎鎮痛薬（NSAIDs）
これらの薬は、炎症を抑え、痛みを軽減するため広く使用されます。
●アセトアミノフェン
主に脳の中枢系でプロスタグランジン(PG)を生成する酵素シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、熱や痛みを抑えます。副作用が比較的少ない鎮痛剤です。
●オピオイド
強い痛みを管理するために使用される薬剤です。特に慢性疼痛がある方や痛みの程度が非常に強い方に適しています。
●神経障害性疼痛に対する薬剤
神経障害性疼痛には、様々な作用の薬剤が使用されることがあります。これらの薬は、神経の過剰な興奮を抑える働きや、痛みの信号を調整する神経伝達物質のバランスを改善することにより、痛みを和らげる効果があります。

当院では、ほぼすべての注射治療にエコーを使用し、精度や効果の高い治療を行うことにこだわっています。
また、注射が苦手な方には、無理に治療をおすすめすることはありません。他の治療法のご提案や調整を行いながら、患者さんのご希望に寄り添った診療を心がけています。


関節内注射では、エコーを活用することで、関節内の最適な位置を正確に特定し、適切な部位に薬剤を届け、治療効果の向上が期待できます。
特に膝関節内注射は、頻度が高い治療法の一つですが、当院では全例においてエコーによる詳細な確認を行いながら慎重に実施しています。これにより、患者さんの症状改善を最大限サポートすることを目指しています。


痛みの原因と考えられる部位に生理食塩水を注射し、組織と組織の癒着をはがす治療法です。この治療は、エコーで患部を確認しながら正確に注射を行うことで、高い効果が期待できます。主に生理食塩水を使用し、必要に応じて少量の局所麻酔薬を併用するため、副作用が少なく安全な治療を提供することが可能です。患者さんの症状に合わせた効果的な治療を目指しています。


プロロセラピーは、損傷や炎症が起きている組織に意図的に刺激を与え、体の自然な修復力を高める治療法です。この治療では、高濃度のブドウ糖液を患部に注射することで、組織の修復を促し、成長因子の活性化を図ります。
注射により軽度の炎症を意図的に引き起こし、体が本来持つ修復メカニズムを活性化させる仕組みです。主に腱炎、腱板損傷、関節炎などの疾患に対して効果が期待されています。
プロロセラピーは、副作用が少ない安全な治療法ですが、注射後に一時的に局所の痛みが生じることがあります。これは浸透圧の影響によるもので、通常は一過性です。また、効果を高めるために複数回の注射を行うことが一般的です。
詳細や治療の流れについて知りたい場合は、どうぞお気軽にご相談ください。


当院では、痛みの原因に直接アプローチするさまざまなブロック治療を行っています。具体的には、以下のような治療を提供しています：

頸椎神経根ブロック　星状神経節ブロック　腰椎神経根ブロック　椎間関節ブロック　硬膜外ブロック
仙骨硬膜外ブロック　肩甲上神経ブロック　斜角筋間ブロック　伏在神経ブロック　腓骨神経ブロック
脛骨神経ブロック　後頭神経ブロック　肋間神経ブロック

これらの治療は、ほぼすべてのケースでエコーや透視装置を用いて正確に行います。特に当院では、エコーを活用した注射治療に力を入れており、診断目的から治療目的まで幅広く対応しています。

神経の強い圧迫、程度の強い変形性関節症、転位の強い骨折など、構造的な破綻が大きく、手術治療による痛みの改善のメリットが大きい場合には、こちらから手術治療をご提案させていただきます。
ただし、痛みが強くても手術だけは避けたい方、手術以外の方法にこだわりたい方も多くいらっしゃいます。
当院では、患者さんの気持ちを尊重することを大切にしています。十分な説明を行った上で、患者さんのご希望に寄り添いながら治療方針を決定していきます。
また、手術をご提案する際には総合病院のご紹介をいたします。特に希望がない方には、疾患にあわせて適切な病院をご紹介します。また、手術希望病院がある方には希望される病院にご紹介いたします。

手術に関する疑問や不安がございましたら、いつでもご相談ください。